岳遊舎 岩登りの練習

岳遊舎の講習は、5月に終了したが、このまま終わってしまうのは残念だから何か企画して、との声に応えて焼き肉会と岩登りの練習を企画した。

一年前の基礎講座と同じ美ヶ原の麓、三城のキャンプ場で焼き肉会。梅雨のさなかだから雨は覚悟のうえだったが、土砂降りの雨の中、タープの下で全く動じることなく肉をほおばる姿を見て、このメンバーは1年で普通の人で無くなったとある種の感動を覚えた。

次の日、ガスがかかり小雨が降る中、寝不足の目をこすりながら起床。今日は大文字岩に登って岩登りの練習をする予定だが、この天気ではコンディションがよくない。少し遠いが大町まで行って人工壁で練習することにした。大町に着く頃には山の上はガスがかかっているが上空には青空が出てきた。転進は正解。

練習のテーマは、マルチピッチの岩登りのロープ操作と、懸垂下降。これが出来るとバリエーションルートへの道が開ける。今日の参加者は山岳センターの講習にも何度か来たこともあるのでハーネスを付けたりロープを付けたりすることは問題無く出来る。早速ロープを付けて登り始める。3点支持での登り、セカンドがトップを確保する方法、トップがセカンドを確保する方法、ランニングビレイの取り方、懸垂下降のロープセット方法、下降のやり方・・・。一日終わる頃にはみんな一通りできるようになった。さらにおまけのあぶみを使った人工登攀も2人の人が挑戦してトップロープながら登り切った。みなさんお見事。

次は9月に西穂から奥穂の縦走を決めて終了。あこがれのジャンダルムですよ。

・・・・・また悪いことを教えてしまった!!

三城、県民の森キャンプ場はみどりがきれい大町の人口岩場でマルチピッチのロープ操作と懸垂下降の練習ロープ操作はとっつきにくいが、システムを理解して反復練習が大切登りは三点支持が基本。怖がらず体を岩から離すとスムースに動ける懸垂下降が出来ると行動範囲がぐっと拡がる。支点を信頼し思い切って体重を預けると安定するあぶみでの人工登攀は、フリークライミング全盛の今は使われなくなったが・・

コメントをどうぞ