16日間の旅はあっという間に終わった。この旅で、私は多くのネパールに関わる日本人を見たり聞いたりした。初めて泊まったサンセットビューホテルは日本人のボランティア団体やツアー旅行がよく使っているらしい。JAITI:公益財団法人日本農業研修場協力団、JNFEA:認定NPO法人日本ネパール女性教育協会のニュースレターがホテルロビーにおいてあったし、泊まっていたJAITIの人と話しもした。今回の旅で行動を共にしてくれたKさんは、専門の水と土の分析技術を役に立てたいとJICAに応募した。JICA関係者は数十人がネパールに滞在しているという。ヒマラヤの白い峰が人の心を引きつけるのはわかりやすいが、カトマンズの騒音とほこりと排気ガスは噴飯物だ。あらゆることが整然と行われることに慣れた日本人から見ると、すべてがでたらめだ。それでもいちどネパールに来た人はリピーターになる人が多いという文章をネパール在住の日本人が書いていたのを最近読んだ。多くの人がこの国に関わっているという事実は私にとって結構新鮮だった。私も今回が5回目だからリピーターの一人かもしれない。でもこの国の何が自分を引きつけるのかはっきりとは意識できてない。それを見つけるためにも今年の秋もなんとかもう一度ネパールを訪れる努力をしてみたいと思っている。